雨女、畑いじって、田舎ぐらし。
- 2008/04/13(日) 15:10:09
先週の事になるが、新人研修の為ヘッドオフィスのある東京は渋谷まで出掛けた。
新人研修といっても私はただの派遣社員なのでわざわざヘッドオフィスで研修など受けたところで業務に何の良い影響もない。
しかし会社は景気が良いのか、費用はきっちり負担してくださる。
私も調子に乗って、東京に出張だと大げさに言いまわった。
前泊の必要があったのだがホテルは自分で探さなければならないかわりに
領収書をとっておく必要もない。
一律で12000円支給と規定されているのだ。
もちろん、友達の家に泊まった。
本当は渋谷の友達にお願いしたかったのだが最近忙しくしているのか、
メール送っても音沙汰がなかったので練馬にすむ友達に頼んだ。
彼女とはトロントで知り合った。
よく考えるとそんなに親しくしていなかったかもしれない。
彼女は東京で生まれ、茨城で育ち、中学の時に一家でロスへわたった。
それからトロントの大学を卒業し、そのままトロントで働いていた。
英語はもちろんペラペラのペラリンチョ、見た目麗しく、アートを愛し、性格は明るく、これまた麗しい彼氏がいる。
東京にある家は彼女の祖母が残した家で、とても古いものではあったが東京に家があるというだけでも何か金持ちの響きがするではないか。
私が泊まらせて頂く日にご両親もロスから法事の為帰国されており、
東京で働く彼女の兄(二人いるのだが一人はロス)と家族そろっての晩御飯にお邪魔させて頂く事になった。
ご両親はとても上品かつ明るい方で、特にお父さんは牧師さんらしいのだが非常によく喋る。
お兄さんはこれまた見た目麗しく、カナダ人の彼女を連れてきており、
必然的に家族の会話が英語になっているのだ。
なんと言う別世界。
生まれる環境によってこんなにも基準が違ってくるのか!
比べる事さえ許されない雰囲気が漂っている。
ともあれ、その日はご自宅にお邪魔した。
雨が随分ふっていた。
翌朝、彼女のお母さんはお味噌汁と鳥のから揚げを作ってくれた。
から揚げ・・・?
ありがたくいただき、急いで準備をしたがまるで台風のような雨と風。
タクシーを呼ぶことにしたものの、東京ではこんな日、考える事は皆同じなのかタクシー会社が電話に出ない。
仕方なく駅までなんとか歩き、電車に乗った。
しかし酷い、なんていう混雑、まさにTOKIO・大都会!!!!
彼女が「今までこんなひどい事は無かったんだけどねぇ」と言った。
天候のせいで電車が遅れ、通勤ラッシュの時間帯がズレているようだ。
なかなか目的地につかないギュウギュウ詰めの電車に2回乗り、
新宿で友達と別れ私は渋谷へ。
ちゃんとしたお礼も言えず、人ごみに流されるようにして別れた。
渋谷から会社までは近いはずなのだが、地図はあてにならない。
私は方向音痴なのだ。
駅を出、方向を確かめ、歩道橋を確認し、傘をさして歩き出した。
直後に、強風にあおられ傘がぶち壊れてしまった。
ティッシュ配りのお姉さんが「ティッシュどうぞ、・・・でも傘が壊れてますね・・・」と言ってきた。
ありがとう、とティッシュをもらい、会社は近いはずなので小走りに先を急いだが一向に会社らしき建物が出てこない。
大きな、よく分かるビルのはず。
私は別のティッシュ配りのおねえさんを捕まえて、地図を見せた。
やはり。
やはり間違えていた。歩道橋を渡ったらまっすぐ歩くだけなのに!
ぶち壊れた収集のつかない傘を抱え大雨の中ダッシュで戻ったが案の定遅刻した。
私のズタボロななりを見て状況は理解していただいたが先に到着されていた
本物の新人さん(4大を出たばかりの賢そうで初々しい皆さん)の視線が私に集中している。
このおばさんは一体なぜここまでズタボロなのか、と思われている事だろうよ。
それにしてもスーツが濡れているので寒い。
しかもモウレツに眠い。
一つの講座が終わり休憩になったのでトイレに行ったら、眠いはずだ、生理になっていた。
女は生理前や生理1〜2日目は一日中眠気と闘う。
よりによって、今日、今か!糞!
二つ目の講座も寒いし眠い。
遅刻して席が空いてなかったので私は講師の目の前に座っている。
寝るわけにはいかない。
靴を脱いだり履いたりしたが眠りに落ちる事と意識を失う事は似ている。
靴を履いた瞬間次脱ぐ動作に入る前に気付いたら目を閉じていた。
頭が揺れて慌てて目をさます。
このままではやばいので靴に加えて、メモをとり始めた。
しかしメモをとる時、人間は目線が下がる。
これは学生なら皆知っているだろうが、非常に危険な行為だ。
私は何故か手元の資料にプリントされた機械の一部を囲い、そこから矢印を引っ張って「素人」と書いていた。
こうしてなんとか午前中を乗り切った。
お昼は何かこじゃれたものを食べたかったのだが、雨が降っているのに傘がない。
せっかくスーツがちょっと乾いてきたのだ。遠くには行くまい。
ビルの1ブロック先に蕎麦屋があったのでそこまで走った。
蕎麦屋に入ると例の初々しい新人達が初々しく食事していた。
私は一人でカツ丼を食べた。
一人なので食べ終えるのも早い。
食器を返却棚に置いて「ごちそうさま」と言った直後、出口の段差に気付かずくじいてこけた。
店員には無視をされ、私はまた、後方から初々しい視線を感じた。
ああ、このおばさんは一体、どこまでズタボロになるのだろう、と思われていることだろうよ。
会社に戻って、1階にあったスタバでコーヒーを買った。
コーヒーを買い終わったら丁度戻ってきた初々しい集団に会った。
ああ、おばさんはコーヒーを買っている、と思われていることだろうよ。
午後の講座も眠気は去らず、また靴を脱いだり履いたりしてすごした。
3時にようやく研修が全て終了し、三重県に帰れることになった。
外に出たら、まだ雨が降っていた。
駅までたくさんの傘をよけてダッシュし、メガネに水しぶきを受けたまま土産をかい、山手線に乗った。
ホッとしていたところに品川駅近辺で強風の為電車前面停止の案内が流れてきた。
もはやこれまでかと観念しかけたところ、新幹線だけは動いているとの事。
ここに来て私の唯一のラッキーが出た訳である。
こうして無事に帰ってきたのだが、私は改めて自分の雨女ぶりに今回驚いた。
子供の頃から雨女なのだが、今回の件で私は砂漠にオアシスをもたらすかもしれないとさえ思う。
友達からは「MEGSが東京を出てすぐに雨はやみました」と知らせがあった。
それにしても地元は素晴らしい。
渋滞してもマイカー通勤ならあんな酸欠状態で立ちっぱなしの事はない。
事実、私は毎朝ラジオを聴きながらコーヒーをすすり、気持ちよく通勤させて頂いている。
景色も四季折々に美しい。
左ひじの下におおきなアザがある。
こけた時のものだ。今だに痛い。
地元の蕎麦屋なら、こけることもなかっただろうに・・・・、とさえ思う。
もしあの麗しの家族と私の田舎家族を比べて何か優れている事があるなら、
つまりそういう事だろう。
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実は自分の場合は
先週の公休日10日だったんですけど、大雨の中、伊勢の実家で3トンのジャリを角スコップでひたすら庭に敷くお手伝いをさせていただいてまして(笑)そしたら、足元ばかり気にしていてカーポートで前頭部の同じところを2回もぶつけてしまい(笑)未だに痛いんですよぅ(涙笑)
しかし( ̄ー ̄)朝の唐揚げは重いかも(笑)
せめてカレーライスだったら えっ 違う?
ウチの親父みたいだ。(笑)
ウチの親父も雨男で、その効果は絶大。
megsさんとタメを張るかも。
以前、僕が東京に住んでいた時に遊びに来たときも、親父がいた「時間」だけ雨がザーザー。
奴ならば、タクラマカン砂漠を緑の楽園と化すことも可能だろう。